Peter Langner

ブランドストーリー

Peter Langner

ブランドとして本当のピーターラングナーとは

interviewer:2017年のクリエーションはどんなテーマだったのですか。

Peter:今年はアニヴァーサリーイヤーということもあり、ピーターラングナーの過去のコレクション全ての歴史を振り返り、ブランドとして本当のピーターラングナーとは一体何かを探りました。結果的に、ひとつひとつがとてもユニークで、とてもスペシャルでモダンでありつつ、歴史的な要素を含めた個性的なコレクションに仕上がりました。

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ロマンティック、コンテンポラリー、モダン、

interviewer:ミーチェで人気のある3着について教えてください。

Peter:この3着はどれも違った良さがあります。NOELIA DUEはギピュールレース※(1)という特別なレースを使い、ロマンティックな印象でありながらも、細身のマーメイドラインでモダンな印象をあわせもつドレスです。お揃いのレースのベールがあるので、ぜひ一緒に合わせてほしい。THEAはとても構築的で洗練されており、現代的な印象を与えるドレスです。モダンでコンテンポラリーなドレスを探している花嫁さまにはとてもぴったりです。最後のWINONAはシルクオーガンジーの丸みのあるシルエットの中にレースをアクセントしています。軽やかでとてもエレガントなドレスです。

長い間、ウエディングドレスはビスチェが主流でセクシーさも求められる傾向が続いていました。 しかし、私はセクシーよりも女性ならではの繊細でロマンチックな部分を大切にしたいと思っています。その願いを様々な形で表現しています。

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陶器を使うというインスピレーション

interviewer:新しい素材への挑戦がPeter Langnerの人気の理由のひとつでもありますが、今回のコレクションで使用されている陶器を使うというインスピレーションはどこから得ていますか?

Peter:Taala※(2)のインスタグラムからインスピレーションを受けました。陶器というのは、女性的で繊細でありながら、とても固く、詩的で面白い素材だと思います。これを何かあたらしいものに変えられないかと考え、ドレスに陶器を施してみました。Taalaのイヤリングやヘッドピースとドレスはマッチして結果とてもスペシャルなコラボレーションとなりました。

日本の伝統的な手芸や工芸から

interviewer:日本のマーケットや日本の花嫁について印象を教えて下さい。

Peter:私たちは、世界中を旅しながら様々なインスピレーションを受けています。もちろんそれらの中の大事なマーケットであるアジア、そして日本には伝統的な手芸や細やかな工芸もあり、それらを取り込んだりすることもあります。私は日本人やイタリア人のためにデザインするということはしていませんが、どんな人がどんなものを好むのかということは理解しています。ですから今までのたくさんのコレクションは、様々な地域で人気があった素材やデザインの積み重ねといえることでしょう。

エレガントで美しいショップ

interviewer:磨妃さんと出会ったときの印象はいかがだったでしょうか。

Peter:12~15年前になります。わたしは初めて会うお客様に対しては、どんな人かわからないので常に警戒してしまい最初の印象というのは正直わかりませんが、彼女はとても洗練されていました。一般的によく選ばれるドレスよりも、個性的でユニークなドレスを好む人だと思いました。正直それを不思議に思いましたが、実際にMicie.を訪れてみて納得しました。ショップのロケーションというのは、ドレスを販売する上でブランドイメージや、ブランドが意図していることが伝わるかどうか、わたしたちにとってとても重要な問題ですが、Micie.を訪れてみると、わたしたちがドレスを作る上で意図しているイメージの通りの、理想的な状態で提供されていました。1、2回買い付けに来て去っていくバイヤーがほとんどである中、彼女はコンスタントに我々のもとに足を運んでくれて、それがわたしたちにとってはミーチェを大切に思う理由の一つでもあります。私も、Micie.に3~4回訪れたことがあります。静かで素晴らしい環境に囲まれた場所にあり、わたしが今まで訪れた日本のショップの中で最もエレガントで美しいショップだと思います。いつか、こちらで同じような空間を再現できたらいいなとも思っています。

他の誰ともかぶらないもの

interviewer:磨妃さんとビジネスをしていて強く感じることは?

Peter:わたしはショップ経営をどうすればいいかと勧める立場にはいませんが、ミーチェはひとつひとつのことに丁寧で、すばらしいサービス、そしてハイセンスなドレスセレクションを提供しているお店なので、たくさんの花嫁さんにそれが伝わればいいなと思っています。誰ともかぶらないものを探している花嫁さんはミーチェに訪れるべきだと思います。磨妃さんはすごくいいパートナーで、これだけ長い間一緒に仕事をしてこられたことをとてもうれしく思っております。彼女は自分の好みをはっきりと自分で理解しているし、美的感覚が優れている。Peter Langner のドレスの魅力を理解してくれていて、それはすべての人に伝わることではないと思っているので、とてもうれしいことです。

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プライベートでは

interviewer:最後になりましたが最近プライベートで好きなことはなんですか?

Peter:ミラノとは違った田舎にカントリーハウスがあるので、そこを訪れてアプリコットジャムや果物を作るのが最近好きです。仕事と同じで創作活動ではあるけれども、全く違う創作で、静かで穏やかな時間が過ごせることがとても好きです。

interviewer:たくさんのお話をありがとうございました。

※(1)ギピュールレース 浮き彫り模様で立体感があるレース。主にフラワーモチーフで、模様と模様をつなぎ合わせたもの。

※(2)TAALA ミラノのアクセサリーブランド